公立小学校で数年前から英語教育が必修となりました。それにともなって、英語教育の低年齢化が進んでいます。幼少期からプレスクールなどで英語に慣れ親しんでいた子どもは、小学校で英語を習ってもスムーズに対応できるでしょう。幼少期から英語に慣れ親しむための方法をこちらで紹介します。

公立小学校での英語必修化から3年！英語嫌いが多い？

アルファベットが書けなかったり、単語が覚えられなかったりして苦労している小学生が3割を占めます。

英語嫌いが3割を占める

小学生の3割が英語嫌いというデータがあるのです。これは、授業で使用するリスニング教材の難易度が高いために、リスニングできない生徒がいる可能性があります。また、アルファベットが書けない生徒や単語を覚えられない生徒も存在します。正確さを追求したり、できたかどうかだけで生徒を判断したりする教育方法が、小学生の英語嫌いにつながっている可能性があるのです。

小中一貫で英語教育を推進するときのポイント

英語嫌いのまま進級や進学することで、さらに子どもの英語嫌いが加速する可能性があります。それを防ぐためには、何度も英語を話してみる時間を設けることや授業以外の時間に英語の時間を設けるなど、さまざまな工夫が必要だといわれています。

保護者の姿勢も大切

英語教育が公立小学校で必修化になったのは数年前なので、保護者が小学生の頃には英語の時間がありませんでした。子どもから英語について質問されても、保護者が関心を示さないのはよくありません。子どもと一緒になって和英辞典で単語を調べたり、自宅で英会話をしたりするなど、英語は難しいものではないということを姿勢で子どもに示すことが大切です。子どもは親の言った通りではなく、親がしている通りに行動するので、自発的に英語の学習をするようになるでしょう。

普段から英語に触れさせる環境が大切！

学校だけではなく、家庭でも英語に触れさせることが大切です。

教科書をしっかり読む

教科書にはエッセンスが詰まっています。教科書だけでも充分な学習量なので、しっかり読む習慣を身に付けさせましょう。

英会話教室は個人により向き不向きがある

生徒数人で先生から英語を学ぶ英会話教室は、1対1で英会話するときに、ほかの生徒は順番を待っている状態です。そのため、英語を話す時間はマンツーマンの授業よりも短くなるので、上達速度に個人差が出るでしょう。

家庭でできる英語学習

英語の絵本の読み聞かせや英語のCDを聴くことも、家庭でできる英語学習です。子どもが興味を持った教材を用意してあげるとよいでしょう。

英語嫌いの壁をなくすプリスクール

英語教育の低年齢化が進んでいます。子どもには、英語に対するネガティブな感情を持たせないようにしましょう。そのためには、プリスクールがおすすめです。

プリスクールの狙い

幼少期から英語に慣れ親しんでおくことで、英語は楽しいと子どもに思ってもらえるようにするのが、プリスクールの狙いです。英語を楽しむために、歌やゲームを通じて自然と英語を学んでいきます。幼少期から机に向かって勉強するスタイルではないので、子どもは嫌がらずに英語に触れられます。

英語の音に慣れるメリット

ある程度年齢を重ねてから英語を学習しても、学習速度が思ったよりも進まないときがあるのです。これは、日本語に慣れてしまうことで、英語の微妙な発音が理解しにくいからです。プリスクールでは、日本語に慣れる前に英語の時間をきちんと確保しているので、両方の言語が自然と耳から入るようになります。

大人になってからも耳から得た音は記憶に残っているので、幼少期から英語に慣れ親しむ環境で学習させることは大切です。それを一般家庭で行おうとすると難しいものがあります。ネイティブの英語を話せる人を確保したり、毎日英語を1日数時間話したりできる家庭は、そこまで多くありません。そのため、幼少期から子どもに英語を学ばせたいときはプリスクールがおすすめです。

学習時間を確保できるメリット

プリスクールの子どもは、年間でおよそ1,320時間を英語の時間にあてています。そのため、小学生から初めて英語に触れるほかの同級生とはスタートがすでに違います。小学生で、アルファベットが書けない、発音が分からないというような心配もないので、最初から英語嫌いになることはまず考えにくいでしょう。より高い目標を設定して自発的に英語学習に取り組める可能性も高くなります。

子どもが英語を楽しむポイント

子どもは英語に限らず、自分から楽しいと思ったり、やってみたいと思ったりしたことであれば自発的に取り組みます。プリスクールでは、学校や塾のように先生の話をじっと聞いて挙手をして発言するというスタイルではなく、英語をみんなで楽しみながら身に付けることができるので、子どもは充実した時間を過ごせます。

また、英語の音を記憶しやすい年齢なので、なるべくネイティブの英語を聞かせることにより、正しい英語の発音を覚えられるのです。プリスクールで、ネイティブの発音に幼少期から慣れておけるので、小学生になってから英語を敬遠する確率が低くなるでしょう。

まとめ

プリスクールに通うメリットは、幼少期から英語を楽しく学べることです。週に一度英会話スクールに通う子どもとプリスクールに通う子どもでは、学習時間に大きな差があります。幼少期の英語教育で大切なことは、英語の音に慣れることなので、プリスクールでたくさんの時間を英語学習に割くことで、小学生になっても英語嫌いになる可能性は低いでしょう。プリスクールへの入園を検討してみてください。