プリスクールは認可保育園とは異なり、給食を提供する義務はありません。そのため、プリスクールごとに弁当、給食、ケータリングサービスなど、食事事情は異なります。給食を希望する場合は、プリスクール入園前に確認しておきましょう。プリスクールの給食の特徴もこちらで紹介します。

プリスクールでは必ず給食が出るのか

プリスクールは認可保育園ではありません。そのため、弁当や給食、ケータリングサービスなど、プリスクールごとに食事事情は異なります。

プリスクールは給食を提供する義務はない

プリスクールは認可保育園とは異なり、施設内に調理室を設置する義務はありません。給食提供の義務も任意なので、プリスクールによって給食の提供があるかないかが異なります。基本的には家庭で弁当を用意する必要がありますが、最近は夫婦共働きの家庭が増えてきたので、ケータリングサービスを利用しているプリスクールもあります。そのため、認可保育園のように給食が提供されるものとは思わずに、子どもを通わせたいプリスクールでは給食が出るのかどうかを事前に確認しておきましょう。

食育教育に力をいれているプリスクールもある

食べ物の好き嫌いを克服するための取り組みを行っているプリスクールがあります。食材は、畑でとれたものを使用して調理にもこだわっています。子どものアレルギー対応は大変ですが、素材を追求したり、子どもが苦手な食材を克服するように工夫したりしています。食育教育で子どもにチャレンジすることの大切さを伝えることにより、子どもは健康な心と体を養っているのです。

栄養士が栄養面を考慮してメニューを計画しているプリスクールもある

給食室では、栄養士が子どもをサポートしているプリスクールもあります。栄養バランスは大切ですが、味も追求しています。子どもに美味しく食べてもらいたいので、旬の食材を使用して季節を感じられるメニューを計画したり、楽しい給食時間を過ごせるように保育士と連携したりしているのです。食材の品質や調理方法、衛生管理、アレルギー対応などに関する研究を日々行い、子どもの成長を食でサポートしています。

給食を採用しているプリスクールに通わせるメリット

栄養バランスが整った温かい食事を食べられるメリットだけではありません。

栄養バランスが整った食事が提供される

プリスクールでは、子どもの成長に必要な栄養素をバランスよく摂れるようにメニューを計画しています。子どもは栄養バランスが整った食事をとれるので保護者も安心できます。

温かいものは温かい状態で提供される

弁当持参やケータリングサービスの場合、調理してから時間が経過しているので、温かい状態で食事がとれるとは限りません。やはり、温かいものは温かい状態で食べられると、子どもの食欲も増すでしょう。美味しさも増します。幼少期に給食に対するよいイメージが作られるので、小学校やインターナショナルスクールに進学したときに給食を嫌うことが少なくなるでしょう。

おかわりできる場合もある

時と場合によりますが、食材があまったときなどに、希望者はおかわりできるかもしれません。

苦手な食材を克服できる

家庭では苦手な食材に手をつけないでいる子どもも、給食ではそのようなことができません。給食では決められた食材を食べるので、苦手な食材を克服するチャンスです。また、友人が苦手な食材を食べているのを見て、自分も食べてみようと思い、食わず嫌いを克服したというケースがよくあります。

毎日の弁当作りから解放される

夫婦共働きの家庭に限らず、朝の弁当作りは負担が大きいです。大人の弁当とは異なり、キャラクターを真似して作成するおにぎりや、ウインナーも子どもが興味を持つように形を工夫したりするなど、ひと手間かけなければいけません。また、子どものアレルギーや好き嫌いを考慮して調理するなど、毎日の負担が大きくなります。給食ではそのような負担がないので、朝の時間に余裕が生まれます。

精神的な負担が軽減する

プリスクールの登園時間は決まっているのです。遅刻しないために、子どもの登園準備をしつつ弁当作りをするのは本当に大変です。弁当作りは主に朝の時間ですが、食材の準備や下ごしらえは前日までに済ませなければいけません。給食のようなセーフティーネットがあると、朝食作りと子どもの登園準備に時間を割けるので、精神的な負担が軽減します。

給食の面でチェックしておきたいこととは

子どもが楽しく給食を食べられるように、いくつか確認しておきましょう。

子どものアレルギー対応は可能かどうか

プレスクールによって子どものアレルギー対応の内容が異なります。アレルギーのレベルや除去食について、入園前に認識を合わせておきましょう。

給食費はいくらか

給食費は1食数百円のプレスクールがほとんどです。スポット的に給食を利用できるかどうかも確認しておきましょう。

給食の質は子どもが満足できるものかどうか

プリスクールの中には、海外のスクールランチを想定しているところもあります。給食とは異なり、サンドイッチとフルーツというようなシンプルな食事を提供される場合があります。そのため、子どもが満足できるものかどうかの確認は必要です。

まとめ

プリスクールの給食について紹介しました。最近は夫婦共働きの家庭が多くなり、朝の忙しい時間帯に子どもの登園準備と並行して弁当作りをするのは大きな負担となっています。プリスクールには必ず給食サービスがあるわけではありませんが、スポット的に給食を利用できるプリスクールもあるので、興味のある人は入園前に確認しておきましょう。