プリスクールには面接がある?聞かれる質問や回答例とは
子どもには英語で苦労をさせたくないと、プリスクールを検討する親が増えています。プリスクールは日本の幼稚園とは雰囲気が異なるので、面接では何を聞かれるのか、どのような雰囲気なのか気になりますよね。この記事では面接の雰囲気、聞かれる質問や面接時の服装などについてわかりやすく紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
プリスクール面接の雰囲気
プリスクールの面接は、終始にこやかな雰囲気で行われるところが多いようです。プリスクールに入園する子供は小さい子どもがほとんどです。子どもがぐずらないように、部屋に用意してあるおもちゃで遊ばせたり、抱っこをしたりしながら先生の質問に答えていくスタイルになります。
プリスクールだから英語というわけではなく、日本人の先生が日本語で話してくれるところがほとんどなので、英語が苦手な親でも安心してください。スクールにもよりますが、面接自体は30分以内に終わるところが多いでしょう。
面接で聞かれる質問【保護者の場合】
多くのプリスクールでは英語ではなく、日本語で面接が行われます。願書に記入した内容をもとに質問をされることがあるので、願書のコピーを取って面接前に復習しておいた方が良いでしょう。質問の内容はスクールによって様々ですが、以下の質問は多くのスクールで共通して聞かれるので、事前に準備していると安心です。
なぜこのスクールを選びましたか?
志望動機はどこのスクールでも聞かれる質問なので、本番でつまらないように事前に声に出して練習するようにしておきましょう。説明会や見学の時の感想やスクールの教育方針をもとに、具体的なエピソードを交えることで相手に伝わりやすくなります。志望動機の回答例は以下の通りです。
「貴園の見学会に参加させていただいた際に、広々とした園庭で元気いっぱい自由に遊びまわる在園児達の様子を拝見し、私たちの子どもも同じようにのびのびとした生活を送ってほしいと願い、貴園への入園を希望しました。また、貴園の自然体験に力を入れている点にも大変魅力を感じています。」
お子さんの性格は?
この質問のポイントは、「活発的で優しい子」などと形容詞ばかりで表現せず、具体例を入れて簡潔にまとめるのがポイントです。回答例は以下の通りです。
「目的に向かって根気良く努力するタイプです。最近では縄跳びに挑戦しており、跳べた回数を表にして、毎日練習しています。」
ご家庭での教育方針は?
教育方針といわれても、答えるのは難しいですよね。どんな子に育てほしいか、そのために何をしてきたかを考えてみましょう。具体的な取り組みを加えると、より説得力を持たせることができるでしょう。
夫婦の教育方針がずれていると面接時にバラバラの回答をしてしまうので、事前に話し合って共通認識を持っておくようにしましょう。親の期待や押しつけばかりを教育方針にしないように気をつけてください。教育方針に関しての回答例は以下の通りです。
「明るく優しい子に育ってほしいです。子ども自身は明るい性格なので、初めて会う子に声をかけてみるように言っています。相手の子に断られたときは、いろいろな性格の子がいることを説明して、見守っています。」
面接で聞かれる質問【子どもの場合】
プリスクールに入園する年齢は様々ですが、お喋りができる年齢であれば、子どもにも質問されることがります。自己紹介や好きな食べ物、嫌いな食べ物、どんな遊びが好きかなど、簡単な質問が多いでしょう。スクールによっては、積み木やパズルなどを使って、簡易的なテストを行うところもあるようです。
面接時の服装や持ち物とは
面接時の服装は特に決まりはありませんが、きちんとした服装や清潔感のあるものを着用するとよいでしょう。
親はお受験スーツまでは必要ありませんが、スーツを持っているならスーツが無難です。それらしい服がない場合、この先、卒園や入学式などたくさんのイベントがあるので、これを機に用意しても損はありません。鮮やかな色合いは避け、黒やネイビーなどの落ち着いた色が無難です。ヒールは園庭に穴を開けてしまうケースもあるので、なるべく避けるようにしましょう。
子どもの服装にも特に決まりはありません。よそ行き風の服装であればで良いでしょう。靴はあまり汚れていなければ、普段履いているもので大丈夫です。
持ち物はスクールによって様々ですが、スクール内は靴を脱ぐことが多く、スリッパなどを持参していると良いでしょう。フォーマルなスリッパや折りたたみスリッパを1つ持っておくとスクールでのイベントや保護者会の時に役に立ちます。
この記事では、プリスクールの面接の雰囲気や質問、回答例、服装についてご紹介しました。お子さんに合ったスクールを探せたら、面接に備えて準備をしましょう。面接では願書をもとに質問されますので、願書に書いた内容をしっかり復習し、夫婦間でズレがないか確認します。当日を想定して予行練習をしてみてもいいでしょう。表面上の言葉や態度ではなく、家庭の教育方針や子どもの様子がみられていますので、子どもの将来についてしっかり考えてから挑むようにして下さい。