オールイングリッシュな環境のプリスクールのメリット
プリスクールが昨今、人気を集めています。以前は幼児教育・保育施設という名称で呼ばれていましたが、このプリスクールという名称を用いるようになったのは、施設内ではすべて英語で会話がされるようになったからです。本記事では、横浜市のプリスクールを例に挙げて通わせるメリットなどを見ていきましょう。
もくじ
そもそもプリスクールとはどんな施設?
プリスクールとは、イギリスで1870年に誕生した保育施設のことを指す言葉です。小学校に上がる前の2歳から6歳の幼児が通うところで、未就学児童に対して言葉・お遊戯などを指導することに主軸を置かれています。同年代の子ども達と触れ合える環境が用意されており、感受性を高めたり他者とのコミュニケーションを育むことも可能です。
日本では1980年代頃に幼児教育ブームが訪れ、幼児教室が数多く誕生しました。ここでは小学校受験をメインにした知育教育がなされていましたが、2000年以降は国際社会に対応できる子どもの教育へとシフトチェンジがなされ、施設内で交わされる言葉を英語に限定した教室が誕生します。
これが現在のプリスクールであり、幼いうちから英語に慣れ親しんでネイティブな発音を身に付けられる教室として注目を集めるに至りました。関東を代表する大都市・横浜には、2020年9月時点で計60のスクールが点在しています。
約400名の未就学児童が在籍しており、朝8時から夕方17時までスクール内で指導を受けているのが特徴です。日本の場合は保育施設も兼ねているため、横浜では計40の教室で長時間保育をなされています。日本人教員のほか、外国人教員も在籍しており、高品質な英会話を学べる環境になっているのもオールイングリッシュスクールのよさといえるでしょう。
オールイングリッシュスクールのメリットについて
横浜には市内に計60もの幼児向けプリスクールがあり、そのうちの計40がオールイングリッシュとなっています。日本人はもちろん、外国人のお子さんも多数在籍していることが各教室の公式ホームページに目を通すとわかりました。実際にお子さんを横浜のオールイングリッシュスクールに通わせている方々の体験談を見ると、このスクールならではのメリットを強く体感していることが伺えます。
その得られたメリットをここで列挙していきましょう。「ネイティブな発音を身に付けた」「日常会話で自然と英語を覚える」、「親も英語を覚える楽しさに気付ける」というメリットを目にできました。外国人教師が在籍しているところが大半で、ネイティブな発音を直接耳で聞いて覚えられることをメリットに挙げている方が大勢います。
オールイングリッシュスクールだとあらゆる意思疎通が英語となるため、日常会話も身に付けやすいものです。教科書通りの正しい文法の他に、話し言葉も学べるのでより活用できる英会話といえるでしょう。お子さんがプリスクールで英語を学べば、自宅内でも必然的に英会話でコミュニケーションをとる機会が増えます。
親も日頃から英語に反応することになるので、親子で一緒に学べるよさを述べられている方もいました。オールイングリッシュだと、日本に居ながら海外留学を体験できるといっても過言ではないでしょう。
プリスクールに入学させるときのポイント
実際にお子さんをプリスクールに入学させるとき、数多くあるスクールの中からどこに通わせればいいのかと悩むことでしょう。入学時のポイントとしては「インターネットで各教室の口コミを見る」「ママ友から情報を得る」「体験教室に参加をする」の3つに着目してみましょう。
インターネットには実際にお子さんを通わせている方々の、教室に対する口コミを目にできます。よい点・悪い点と2つの評価がなされるのが基本なので、入学時の参考にしやすいでしょう。同じ年代のお子さんを持つ方々とは、自然と教育・育児のネットワークは生まれるものです。
ママ友同士で情報を共有し合い、既にお子さんをプリスクールに通わせている方がいたら、生の声を聞くことも大事です。横浜にあるスクールのすべてで、随時体験教室が開催されています。この体験教室では保護者とお子さんが、一緒に参加をして実際に行われている保育体験をすることが可能です。
各教室の雰囲気や指導風景を見つつ、お子さんが馴染める環境なのかを吟味するには非常に効果的なものでしょう。入学時は親の希望よりも、お子さんが楽しんで通える施設ということに主軸を置いて、時間を掛けて一緒にスクール選びをするとよいでしょう。オールイングリッシュのスクールの場合は、保護者も一緒にお子さんと英語を学ぶ姿勢を見せることも重要なポイントです。
以上、プリスクールの概要とオールイングリッシュスクールで得られるメリットなどについてでした。小学校から英語が必須化され、教育現場も国際化が進んでいます。プリスクールで幼い時期から英語に親しめば、英語を自分の言葉として操れるスキルが身に付くでしょう。
英語はこれまでのように「できたらいいもの」から「できて当たり前」と、社会での需要や存在そのものが変わってきています。初等教育にも組み込まれている英語ですが、ぎこちない机上の英語ではなく、より自然に、そして使える英語を身につけることの重要性は、これから英語を学び始める子ども以上に大人である私たちが痛感しているはずです。
遊びの中に詰まった英語で最大限の学びに
教科書から英語を学んできた私たち多くの大人にとって、それは必ずしもベストでないどころか、とても遠回りであった上に使えるレベルに達しなかったことを残念にさえ思っているはずです。「もっと別の学び方をしていたら」と思わずにはいられませんが、まさにこれまでの学習スタイルとは異なる学び方が英語習得を左右するといいきれるのです。
たとえ、シャワーを浴びるように英語を聞き続けても、一方通行でしかありません。幼年期の子どもたちにとって、聞くだけでは理解につながらず、またアウトプットの仕方さえわからないままに終わります。母国語の日本語であっても、日々の遊びの中でたくさんのことを学んでいくように、英語でも同じです。
英語を学ぶために特別な遊びを導入する必要はなく、むしろ子どもが普通に遊ぶ遊具や環境の中に英語があること、つまり自然と考え学びを助長するシステムが整っているのが理想です。横浜には遊びを通し、英語で学び、身につけ、アウトプットさせられるプリスクールが複数あります。
プリスクールとはもともと幼稚園前に通う保育スクールで、集団生活を始めるにあたって、基本的な学びや習慣を身につけていくための場所です。おもちゃを出す、片付けるといった単純なことでも集団の環境で行うことで社会性が身につくように、集団の中で学ぶ言葉が身につく様子は、まさに体で覚えるといったスタイルです。
英語は日々の遊びの延長でも伸びるもの
親からすると、英語を学ばせるために行かせるプリスクールですが、あまり気負いすぎると盲目的になりかねません。たとえば、子どもが普通に保育園や幼稚園に行って学んでくることは言語そのものではなく、運動や工作、生活リズムや様式であるように、プリスクールに通う子ども自身にとって「英語を習っている」という意識は薄く、またそうした目標さえ持っていないものです。
むしろ、クラスの友達や先生と何かをして遊んだり体験したりすることのインパクトが大きく、言葉そのものに関して聞いたところで手応えはないことすらあるでしょう。「せっかく通わせているのに英語を話してくれない」「どれぐらいのレベルなのかわからない」と懐疑的になる親の気持ちもあるのですが、子どもにしてみれば日々の遊びや学びの中のツールの一つでしかないものです。
それでも毎日のように聞き、返事を求められるコミュニケーション環境の中にいれば、英語が聞こえる耳になるだけでなく、理解できる頭になるものです。日本語が当然の環境である家で「いってみて」といわれて出てこなくても、英語が当たり前のクラスでは口をついて出てくるというように、吸収されていることに違いはありません。毎日の積み重ねで「聞く」だけが「考える」に広がり、「伝える」へと展開していくように、着実に伸びていくものであることに変わりはありません。
プリスクールの利点はアウトプット実践の環境
教科書から引っ張ってくるような堅苦しい言葉や単語ではなく、英語圏で日常自然に使われているフレーズや感覚に触れられるのがプリスクールのメリットです。学問的に習う英語とはまったく異なり、感覚や体を使って習い、覚え、使っていくことを継続できる環境はそう簡単にあるものではないでしょう。
また、言語習得で大切なことは、理解できたことをアウトプットして使うことです。誰かにいわれた言葉を理解し、同じように使ってみることや、それに反応して自分の言葉を発することが重要で、こうしたアウトプットがいつでもできる場所としてプリスクールは最適でしょう。
英語を習う上で、アウトプットの継続無しに言葉を身につけるには限度があり、とくに幼年期の子どもにとっては大きなポイントです。横浜にはプリスクールが多く、カリキュラムや雰囲気、また教育方針などを比較して、最も納得のいく一つを選ぶことができます。幼年期の英語教育には技術的に大きな相違こそありませんが、どういった環境で学ぶかは子どもにとって大切な選択です。
親の理想も選択に関わってきますが、まずスクールの環境や雰囲気をのぞいてみましょう。体験入園などに参加できれば、スクールの様子がより近い距離で見られ、選択しやすくなることは間違いありません。大人の視点だけでなく、子どもが実際に感じたことも踏まえて選んであげたいものです。
横浜という土地柄、英語習得にメリットがあることがわかりますが、より自然な環境で英語を身につけていくために、親の理想だけではなく、子どもに合ったプリスクールを選びたいものです。人気の高い横浜のプリスクールで英語の基礎を身につけられれば、後の語学学習にも大いに役立つことになるでしょう。