プリスクールが近年話題になっていますが、プリスクールとは未就学児を対象に英語で保育を行う施設のことです。国・地域によって教育制度に差はあり、日本国内では保育園や幼稚園と同様に捉えられている場合もあります。横浜にも多くのプリスクールが存在していますが、横浜内のスクールも含め、このプリスクールにおいて何を得ることができるのかについてご紹介していきましょう。

プレスクールと幼稚園・保育園は違うの？

プレスクールは先ほども説明したように、未就学児に対して英語で保育を行う施設のことですが、一般的な保育園・幼稚園とは異なります。多くの保育園・幼稚園は自治体に認可されていることが多いのですが、プレスクールのほとんどは制度上の面から保育園・幼稚園として扱われない認可外の保育施設です。

しかし、認可外保育施設といっても認可保育所と行うことは同じですので、認可保育所に準じた基準が作成されており、その保育施設の設置経営者に基準を遵守するよう指導しています。この点から見ても、安全性や保護性についての面は安心できる範疇にあります。

そして、何よりもプリスクールに違うことは、日常生活をすべて英語で送るという点です。幼稚園や保育園の中には、週に何度かネイティブスピーカーの先生を迎えて、英語に親しむ時間が設けられていることがあります。ここでは英語に触れて楽しく活動し、英語に対する親しみを持ってもらうことが一般的です。

しかし、プリスクールの場合は、日常的に英語を用いており、親しむというよりコミュニケーションツールとして用いられています。また、スクールによってはアルファベットやフォニックスと呼ばれるアルファベットのスペルと発音のルールを教えるときに用いられる指導法で指導する場合もあります。そのため、英語を母語とする英語圏の子どもたちと同じ教育を受けることが可能になっているのです。

プリスクールで身につけることができるのは？

プリスクールで身につけることができる能力についてご紹介しましょう。

一つ目はやはり英語能力です。プリスクールでは、日常のコミュニケーションとして英語を用いますので、幼少期から英語に触れることができます。英語と日本語では言語構造がまったく異なるため、一般に日本人が英語を習得するには2,000～3,000時間が必要といわれています。

幼児期から英語に日常的に触れる時間があるここでは、それだけ多くの英語の学習時間を取ることが可能です。また幼少期の脳は、言語を学ぶのに適しており、思考を英語で行い、英語をそのまま理解できる頭を作ることが可能です。自然な英語を学習して、身につけることのできる最高の時期だともいえます。

二つ目は考える力です。言語学的に、幼少期の2か国語の学習は脳によい影響を与えるとされています。複数の言語で一つのことについて認識できるということは、柔軟な思考を得ることにもつながります。また、スクール内ではさまざまな海外の異文化も体験でき、さらに、その文化を理解する機会を与えられますので、多様な価値観を得ることができ、思考にも反映され、深く考える力を身につけることができるでしょう。

最後の三つ目は感情表現の豊かさです。欧米人は日本人に比べて、体を使った表現が豊かであるといわれていますが、その理由は言語文化が背景にあり、他人との相互理解を深めることが要求されるため、そうした身体を使った言語以前のコミュニケーション手段が必要だったのです。プリスクールでは幼少期からネイティブスピーカーである外国人と触れ合うため、このような豊富なコミュニケーション能力を培うこともできます。

プリスクールを選ぶときのポイントは？

プリスクールでは、その質もさまざまです。お金や時間を無駄にしないよう、子どもに適したプリスクールの選び方についてご紹介しましょう。 まず、教育方針を見ましょう。プリスクールは明確に定義や基準が定められてないため、施設によって打ち出されている教育方針やプログラムには大きな違いがあります。

とくに、英語のみの保育なのか、日本語もあるのかをチェックしてください。いきなり英語だけではパニックになってしまう子や、また逆に物おじせずにどんどん話しかける子もいます。自分の子どもに適したところを選択してください。 各スクールではどういった保育が行われているか、実際に見に行きましょう。その際は必ず電話やインターネットから事前に申し込みを忘れずに行ってください。

見学で、チェックするものが教師です。スクールの教師は外国人や、バイリンガルの人が多いのですが、保育士としての資質があるかといったことや、保育士資格を持つかどうかなども判断材料となります。発音を綺麗に覚えるためにはネイティブ講師の存在も必要で、この点のチェックは必須です。

延長保育や送迎の有無も確認しておきましょう。一般的にプリスクールの保育時間は14時ごろまでです。しかし、中には共働きで遅くまで預かってほしいという方もいます。その際は延長保育を実施しているか、実施しているならば何時までか、などを事前に確認することが必要です。また、遠方にスクールがある場合は送迎サービスの有無も確認しておきましょう。

プリスクールでは、幼少期から英語に触れることができるため、さまざまなメリットがあります。横浜にも多くスクールが存在しています。横浜はよいスクールも多いです。先ほど述べた選び方を参考にして、お子さんにも家庭にもあったスクールを選んでください。